セルフマッサージ編

愛犬の健康を最大限に引き出す!【リンパマッサージを効果的に行うための5つのヒントとコツ】

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犬の健康を保つためには、食事や運動だけでなく、マッサージも重要な役割を果たします。特に、リンパマッサージはイヌの免疫力を高めたり、老廃物の排出を促したりする効果があります。今回は、犬のリンパマッサージのメリットとやり方についてご紹介します。

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ほっとハンド
ほっとハンド
Profile
現役の理学療法士(18年のキャリア)
犬の整体師
日本ペットアロマホームケア協会認定アドバイザー
日本ペット栄養学会ーペット栄養管理士
分子整合医学美容食育協会ーファスティングマイスター

リンパマッサージとは?

リンパマッサージとは、リンパ液の流れを改善することで、血液循環や新陳代謝を促進するマッサージです。リンパ液は、血液中の水分栄養素免疫細胞などを運ぶ役割を持ちますが、心臓のようなポンプがないために流れが滞りやすくなります。その結果、老廃物や毒素が体内に溜まり、むくみや炎症、感染症などの原因になります。

リンパマッサージは、リンパ節やリンパ管に沿って優しく圧をかけることで、リンパ液の流れをスムーズにし、老廃物や毒素の排出を助けます。また、リンパ液に含まれる免疫細胞が活性化されることで、イヌの自然治癒力や抵抗力も高まります。

リンパマッサージの効果、メリット

リンパマッサージの効果 5選
  • 免疫力の向上:感染症アレルギーなどの予防や治癒に効果的です。
  • 老廃物の排出:むくみ肥満皮膚トラブルなどの改善に効果的です。
  • 筋肉や関節の柔軟性の向上:関節炎筋肉痛などの予防や緩和に効果的です。
  • ストレスの解消:心身ともにリラックスさせてくれます。
  • 飼い主との絆の強化:愛情信頼を深めることができます。

効果を最大限に引き出すためのヒントとコツ

犬のリンパマッサージは、獣医師や専門家に任せることもできますが、自宅で飼い主が行うことも可能です。しかし、ただ手で撫でたり揉んだりするだけでは、リンパマッサージの効果は十分に得られません。そこで、この記事では、犬のリンパマッサージの効果を最大限に引き出すためのヒントとコツをご紹介します。

リンパマッサージを行う前に、犬の体調や気分を確認する

リンパマッサージは、イヌがリラックスして受け入れてくれるときに行うのがベストです。犬が元気がない、食欲がない、嘔吐や下痢などの症状がある場合は、リンパマッサージを控えて獣医師に相談しましょう。

また、犬が興奮している、怒っている、恐怖しているなどの感情が高ぶっている場合も、リンパマッサージは避けましょう。そのようなときに無理に触ろうとすると、かえってストレスを与えたり噛まれたりする危険性があります。

リンパマッサージを行う場所や時間を工夫する

リンパマッサージは、静かで暖かくて快適な場所で行うことが望ましいです。騒音や人通りが多い場所では、犬が落ち着かないかもしれません。また、寒すぎると筋肉が硬くなり、暑すぎると血圧が上がります。適度な温度換気も良くしましょう。

時間については、食事前や食事後すぐは避けてください。食事前は空腹でイライラしている可能性がありますし、食事後すぐは消化不良を起こす恐れがあります。食事から1時間以上経ってから行うのがおすすめです。

リンパマッサージの手順と方法について

リンパマッサージは、基本的には頭から尾まで順番に行います。しかし、ただ順番に撫でるだけではなく、リンパ節やリンパ管の位置や方向に注意しながら、適切な圧力と速度でマッサージすることが大切です。

リンパ節は、首や脇の下、股関節などにあります。リンパ管は、皮膚のすぐ下にあります。

また、犬の体型や毛量によっても、マッサージの方法は異なります。例えば、小型犬や短毛犬は、やさしくなでるようにマッサージしますが、大型犬や長毛犬は、小型犬や短毛犬よりも少し圧をかけてマッサージします。犬の特徴に合わせて、適切な方法を選びましょう。

リンパマッサージのやり方

愛犬ちゃんが落ち着いているときに、優しく声をかけてから始めます。無理に押さえつけたりしないように。

リンパ節がある首や脇、足の付け根などから始めます。リンパ管はヒフのすぐ下にあります。やさしくさする程度の強さで十分です。

顔~首回り

顔から首にかけては毛並みに沿ってさすっていきましょう。

口の中に悪性腫瘍ができているときはあご下のリンパ節が腫れてくるそうです。腫れやしこりをみつけたら獣医師さんに要相談ですね。

体(肋骨があるとことまで)

わきの下のリンパ管は感染症を引き起こしているときに腫れることがあるようです。

腫れやしこりをみつけたら獣医師さんに要相談。

前脚~肩甲骨

手先から脇の下に向かって、毛並みとは逆方向へのマッサージとなります。もし嫌がったりしたら、いったん手を止めましょう。

前脚のむくみ予防になります。

後脚~腹部

足先から足のつけ根に向かって、毛並みとは逆方向へのマッサージとなります。もし嫌がったりしたら、いったん手を止めましょう。

後脚のむくみ予防になります。

リンパマッサージの時間や回数を調整する

リンパマッサージの時間や回数は、犬の年齢や体調、好みによって異なります。一般的には、1回10分から15分程度が目安ですが、犬が嫌がったり疲れたりしたらすぐにやめましょう。

また、1日1回から2回程度が適切ですが、毎日行う必要はありません。週に2回から3回くらいでも十分です。リンパマッサージは、犬にとっても飼い主にとっても楽しい時間になるように心がけましょう。

リンパマッサージの後に水分補給をする

リンパマッサージを行うと、老廃物や毒素が体外に排出されるため、喉が渇きます。そのため、リンパマッサージの後は必ず水分補給をさせてあげましょう。

水分補給をすることで、さらにデトックス効果が高まります。また、水分補給の際は、冷たい水ではなく常温の水を与えることが望ましいです。冷たい水は血管を収縮させてしまい、リンパ循環を悪化させる可能性があります。

以上、犬のリンパマッサージの効果を最大限に引き出すためのヒントとコツをご紹介しました。犬のリンパマッサージは、犬の健康だけでなく、飼い主との絆も深める素晴らしい方法です。ぜひ試してみてください。

まとめ

今日のおさらい
  • リンパマッサージとは、リンパ液の流れを改善することで、血液循環や新陳代謝を促進する。
  • 免疫力を高めたり、デトックス効果、筋肉や関節の柔軟性の向上、リラックス効果、飼い主との絆の強化する効果などがある。
  • マッサージはやさしくここちよくていねいに。
  • 週2~3回、1日10~15分でOK。
  • リンパマッサージの後に水分摂取すると効果↑

さいごに

動物の身体は奥深いものです。そんな身体の「奥深さ」を理学療法士という視点、ペット栄養管理士、ファスティングマイスターという観点からわんちゃんとヒトを結びつけて、家族みんなが健康に!といったテーマでブログを書かせて頂こうと思います。

興味のある方は今後ともよろしくお願い致します。

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